手首痛(腱鞘炎)

症状とメカニズム

手の指は前腕にある筋肉によって曲げ伸ばしています。筋は腕から手首にかけて厚い筋繊維から細い腱に変わり指骨に付着しています。野球ではボールをつかみ、投げる動作の中で、たくさん腱を動かしています。この腱がスムーズに動けるように1つ1つの腱に「鞘」といわれる筒状の(ストローの様な)さやがあるのです。正しくない投球フォームや過度の投球、変化球を無理な体勢で投球した場合などに、手首の関節付近での腱と鞘の間に過剰な摩擦が生じ、炎症が起きることで痛めてしまいます。

一般的な治療

RICE処置が原則になりますが、病院によっては簡易ギプス・クラーメル・シーネなどによる固定を施して安静にします。また、炎症が引くまでの間は一時的に競技を中止することになりますが、処置およびリハビリテーションが上手く行われていない場合には運動を再開すると症状が再発することも多いようです。

*RICEとは:Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。

当院の見解と取り組み

腱鞘炎は手首周囲の関節の位置異常なども原因になるのですが、胸郭(胸椎・肋骨)や肩関節の可動制限などの影響により代償的に肘や手首の動きに無理な動きが加わり、指や手首、肘を動かすための筋肉が正しく使えていな状態での動きの反復により起こります。

当院では肘や手首や指の動きに影響の深い上肢帯(肩関節・肩甲骨・肋骨・胸椎・胸骨・鎖骨)の関節の正常な動き(可動性)や筋肉・筋膜の正しい使い方ができているかどうか、また正しく使えていない部分の代償がどのように頚部に影響を与えているかを出来るだけ細かく分析し、それぞれの関節や繊維に対して適切な施術を行うことで頚部への影響を出来るだけ軽減(全くないようにすることが望ましい)することを目指しています。


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